「売り切れ」が喜べない理由とは?

先日、取材したある洋菓子店ではプリンが大人気。

毎日50個作っても、その日の夕方には完売です。

 

他の店舗経営者から見れば「うらやましい!」と思うかも知れませんが、実はこの状況、全く好ましくありません。

 

わざわざ遠くから購入目的で来店されたお客さまや店頭で待っていたお客さまが、結局買えずに帰ってしまっている可能性があるからです。

 

これらのお客さまの多くは買えなかった不満の残像が消えず、再びそのお店には足が向きません。

結果として来客数も徐々に減少し、いずれその商品の売上も陰りを見せ始めるでしょう。

 

売り切れが生じている商品があれば、例えば生産工程を見直すことで、毎日50個作っているところを100個作れるようにする。

そうすれば、確実に不満客を減らすことが出来ますし、販売機会ロスの防止にも繋がります。

 

更に、買い求めるお客さまの行列が常に発生するようでしたら、お客さまが少しでも待ち時間を心地よく過ごしていただく仕組みを作ることで、よりお客さまのファン化も促進できるでしょう。

 

売り切れは単に喜ぶだけでなく、必ず「改善する」。

特に、地域に根差すことを目標にする個人経営店にとっては、大変重要な取組みです。