
商品を販売当日に売りきることが出来なければ、それは売れ残りとなります。
売れ残りは店舗にとって「製作に生じた時間や材料費の損失」となりますので、当然、経営上においても極力発生を防ぎたいところです。
売れ残りを減らす取組みとして、その日の天候や地域のイベント情報から販売見込み数を割り出して製作するケースもありますが、それでも予想通りに売れることは少ないようです。
私が、店舗経営者から売れ残りのお悩みをお聞きした際に必ず尋ねる2つの質問があります。
「(経営者やお店が)一方的にお客さまに食べてもらいたい商品を作っていませんか?」
「お客さまが食べたいと思っている商品を作っていますか?」と。
売れ残りが発生する要因は、決して製作数の過多だけではありません。
お客さまが「お金を出してまで買いたいと思う商品ではない」「欲しい商品がない」と思っている可能性もあるのです。
売れ残りが発生しているのであれば、改めて「お客さまが自店に求めている商品とは何か?」を把握し、商品作りに反映することから始めてみてはいかがでしょうか。