
店舗運営を信頼するスタッフへ全面的に任せること自体、悪いことではありません。
むしろ、経営者が更に経営発展させるための時間を作る有効策の1つです。
但し、この状況は、従業員が勝手に経営者の考えと異なる手法で仕事をしたり、こっそりと手を抜くスタッフが現れたりと、悪しき慣例が定着してしまう恐れがあります。
そのような状況に陥らないためにも、経営者は店舗運営を放任しすぎないよう注意が必要です。
そして経営者には、必ず取組んでいただきたいことがあります。
それは「従業員の業務習得度の確認」。
業務習得度を確認することで、与えている業務を曖昧な理解や間違った手法で行っていないかをチェックします。
確認方法は「仕事の手順を、経営者に正しく報告させてみること」。
相手に手順を説明する行為は、自身が手順を正確に理解していることに加えて、相手にわかりやすく説明することが求められます。
習得度合いは、必ず報告内容や態度に表れるのです。
報告内容が良ければ再評価、そうでなければ、再指導と継続管理が必要です。