
「友人を紹介してくれた方に、当店で使えるお買い物券を1万円分プレゼント!」
このようなキャンペーンを見たことのある方は多いのではないでしょうか。
でも実はこのキャンペーンの仕組みには、大きな矛盾が生じています。
まず、紹介してくれた方に差し上げる1万円。
この1万円は、紹介された方がこれからこのお店で支出すると見込むお金から捻出される、という考え方ができます。
言い換えれば「紹介した方に支払われるお金を、紹介された方が負担する仕組み」。
このお金の流れを知れば、紹介した方も「紹介者に申し訳ない」ときっと本意ではないはずです。
本来、紹介キャンペーンの性質は、紹介した方が「良い店を紹介してくれてありがとう!」と紹介された方から感謝される内容としたいところです。
そのためには、紹介した方ではなく、紹介された方に感謝の念をこめた特典を提供するべきでしょう。
(実際には、冒頭の例のように、紹介した側に手厚い謝礼が支払われているケースの方が多いようですが…)
是非、紹介した方が「ワタシが紹介したら●●の特典がもらえるよ!」と堂々と友人に紹介できる仕組みに変えてみてください。
その方が、口コミで拡散されやすいのは言うまでもありません。