あえて「最近、どう?」と声をかけてみる

経営者とお話していると、従業員やスタッフとのコミュニケーションが図れない、とお悩みの方が大変多いようです。

 

この問題を解消してゆくには、彼らの反応が多少冷めたものであっても、果敢に声をかけ続けるしか方法はないと思います(笑)

 

但し、声のかけ方には一工夫が必要です。

それは、あえて「最近、どう?」と声をかけてみること。

 

経営者から「最近、どう?」と声をかけられた従業員は、必ず思考が働きます。

例えば、「何についての調子を聞かれているのだろうか?」と考えて「何についてですか?」と尋ね返す人もいれば、体調について聞かれたと解釈し「体調、良いですよ!」と答える人もいるでしょうし、自身の業績を聞かれたと思い「最近、売上成績が伸びて悩んでいるんです…」と苦悩の表情を浮かべる人もいるかも知れません。

 

これらのように、従業員は「最近、どう?」に必ず何らかの反応を見せるのです(※これを「開かれた質問」と言います)。

この反応こそが、経営者にとってのコミュニケーションを図るきっかけとなるのです。

 

尚、「調子はいいですか?」と経営者が声をかければ、帰ってくる答えが「はい」か「いいえ」となり、会話はそこで途絶えてしまいますので、必ずこの声かけは避けてください(※これを「閉ざされた質問」と言います)。

 

「最近、どう?」と声をかけ続けることで、「社長、今日もまた声をかけてくるよ…。どう答えようかなぁ…」と従業員やスタッフに考えさせる位の方が、結果として、良いコミュニケーションが図れるのです。