
土用の丑の日は鰻を食べる日として知られていますが、一説によると「夏に売上が落ちる」と鰻屋から相談を受けた学者からの提案で「土用の丑の日には鰻を食べて夏の暑さに負けないようにしましょう」という看板を店頭に設置してみたところ、大繁盛。その後、他の鰻屋もマネをして日本全国に広まったことが起源とされています。
この逸話の発想根源は「ニーズがないから売れない。ならば、売るための『ニーズ』を作る」です。
「お客さまのニーズがないから、さっぱり売れません…」
これでは完全に思考停止。残念ながら、これからも売れません。
当然、売れない理由をつかむことに努力することも大切ですし、その結果、ニーズがない(お客さまが求めていない)ことがわかれば、思考を切り替え、新しいニーズや売り方を作れば良いのです。
上述の土用の丑の日だけでなく、平日早朝や24時間オープンを開始し始めたスポーツクラブ業界も同じです。
売れないのであれば、そのまま放置するのではなく、新たなニーズ・新たな売り方を作ることへ行動をシフト・チェンジしましょう。