
「顧客第一主義」を主張する会社は多いのですが、本当に顧客のことを第一に考えているのか大変疑わしいケースも多々あります。
その指標の1つとなるのが「顧客データベース」の存在。
「定期的な取引を行う顧客の存在」が事業継続に大きく寄与していることは、言うまでもありません。
その大切な顧客に関する情報が全く社内で集約管理が出来ていない事業者が、特に中・小事業者を中心に大変多いのです。
「うちは顧客第一主義です!」と主張する一方で、実際は顧客の戦略や思考、動向を全く把握できていない現実。。。
残念ながら顧客第一主義を主張する資格はない、と言ってよいでしょう。
繰り返しになりますが、顧客第一を謳うのであれば「顧客データベース」は不可欠です。
なお、顧客データベースには顧客の社名や代表者名、主要担当者名、所在地などの「基本情報」に加え、過去の購買活動(時期、購買商品、数量、価格など)に関する「購買履歴情報」、これまで顧客との間で生じた商談やクレーム等についての「接触情報」などがあります。
これらの情報を顧客別に集約管理、アップデートしてゆくことではじめて顧客分析が可能となり、顧客満足を追求する土台が整います。
いわば、顧客データベースは「顧客そのもの」。
事業継続に向けた重要な財産となるのです。