
店舗経営者とお客さまの間で生じる「評価のズレ」について、紹介します。
先日、ある飲食店経営者に「このお店の常連客は、なぜ定期的に来店いただけるとご自身はお思いでしょうか?」とお尋ねしたところ、「味には自信があるし、品数も豊富だからじゃないかな」とのお答えでした。
数日後、今度は数名の常連客にも、なぜこのお店をずっと利用しているのかをお尋ねしたところ、大半の方が「経営者の人柄」と答えたのです。
このように、経営者と客、それぞれの立場でお店の評価ポイントにズレが生じていることが、実は大変多いのです。
言い換えると、経営者が自信を持っているストロングポイント(強み)は、必ずしもお客さまに認知されている訳ではない、という事実にも気が付かなければならないでしょう。
お店とお客さまの「評価のズレ」を解消するためにも、まずは、お客さまが来店する理由を正確に把握することが重要です。
お客さまから評価されている理由こそがそのお店の強みであり、一層強化することで、常連客やリピート客を更に増やすことが出来るのです。