
顧客(お客さま)の表情が曇り、不安な気持ちを話し始める…。
その途端、少しでも早く顧客の不安を払拭しようと「安心・説得モード」に入る営業マンや接客員を多くお見受けします。
顧客が何らかの不安に感じると「自社の商品やサービスを買ってもらえないのでは…」と焦り、懸命に相手の不安を払拭しようと説明や説得を始めるのですが、残念ながらこれでは顧客のハートを掴むことは出来ません。
説得される側の顧客は、このように考えます。
「この人は商品を売りたいだけで、私のことを全く理解しようとしない(怒)」と…。
顧客が不安な表情や言葉を表した時に、必ず行わなければならないのは「不安に寄り添うこと」。
「ご不安なお気持ち、よくわかります」。
このスタンスを示し、不安に感じていることを全て出していただき、全てを受け止める。
きっと顧客は安心を得ることが出来ます。
そして、ようやく貴方の説明に耳を傾ける準備が整うのです。