
あなたのご商売は、同業種内で「独自の立ち位置」を築けていますでしょうか?
例えば、あなたがコーヒーショップの経営者と仮定してお尋ねします。
「商圏内の数あるコーヒーショップの中で、あなたのお店はどのような点が他店と異なりますか?」
この質問に経営者のあなたが直ぐに答えられない場合、あなたのお店の存在は同業者内で埋没し、その結果、きっとお客さまにとっても選ばれにくい(または、思い出しにくい)お店になっている可能性は高いでしょう。
牛丼業界の代表格と言えば「吉野家」と「すき家」ですが、両社は同業種ながら、実は立ち位置が異なります。
「吉野家」は「早い、安い、うまい」をコンセプトに男性一人客をメイン客層としていますが、「すき家」はメニュー数を増やし、ファミリー層や女性客の取り込みに成功しています。
従って、両社は同じ牛丼業界ながらも、立ち位置、主要客層も違うのです。
コーヒーショップ、居酒屋、理美容院、接骨院など、あなたのお店がどのような業種に属していても、その中で独自の立ち位置を築く。
それが明快になった時、お客さまがあなたのお店を選択する理由も明確になりますし、ファン客を増やす土台になり得るのです。