
連日、日本勢の活躍で盛り上がった平昌五輪が昨晩終了しました。
様々な競技がある中、私が最も印象に残ったのはカーリング女子で、男女合わせて初のメダルを獲得するなど、素晴らしい戦いを見せてくれました。
局面によって、石を弾き飛ばす強いショットや変化をつけて絶妙な位置を狙うショットなど
剛柔使い分けるカーリング技術に目を奪われる中、大変印象に残るショットがありました。
それは「相手にプレッシャーをかけるポジションに石を置くショット」です。
相手が嫌がるポジションに石を置くことで、プレッシャーを与えミスの誘発を狙うもので
3位決定戦においても、最後にイギリスがミスショットしてしまったシーンは、そのゲームを通して日本がプレッシャーをかけ続けて
いたからこそ、最後にあのようなミスを誘発できたのではと思います。
(これはテレビでも解説者が同じことを言ってましたが。。)
ビジネスにおける競合他社との戦いにおいても、競合先がプレッシャーに感じるような嫌がることを実行することで
競合から勝ちを奪うことが可能です。それは顧客への「先行提案型営業」の徹底です。
(逆に他社にこれをやられてしまっては、一歩先んじられるのではと焦りませんか?)
「先行提案型営業」を通して顧客との信頼関係が深まると、例えば無用なコンペティションが開催されることなく
案件によっては、随意契約や特命契約を獲得できる可能性もあります。
特に小さな会社は、強い競合のパワープレイに勝つためにも、このような「したたかさ」が必要です。