小さな会社 応援シリーズ/ブンセン株式会社の経営戦略

兵庫県たつの市に拠点を置くつくだ煮製造会社、ブンセン株式会社 田中智樹社長の講演を

受講しました。

 

同社は食品メーカーとしては中堅規模ながら、創業80年を超える老舗企業。

長期に渡り経営を継続されている背景には、やはり強かな2つの戦略がありましたのでご紹介します。

 

まずは「地域No1戦略」の実践。

同社の競合社が全国シェア圧倒的1位として君臨する中、同社はランチェスター戦略における「弱者」として、拠点である兵庫西部と

その周辺エリアにおいて、圧倒的1位のシェアを獲得しています。更にこの圧倒的1位エリアを徐々に拡張してゆくことで、シェアの更なる拡大も可能となります。

 

つぎに「差別化戦略」の実践。

同社は製品に対し、ユニークなネーミングを徹底しており(『アラ!』『塩っぺ』『花も』など…)、またパッケージ・デザインも洗練されたデザインを追い求めるのではなく「ブンセンらしさ」や「ブンセンの世界観」を崩さないデザインを踏襲し続けています。

その結果、長年の支持層へ安心感を与え続けられることに加え、売場においても独自の存在感を示しています。

 

地域に根付く企業は、大手企業が行うマーケティング戦略を真似ても中々体力が続きません。

同社のように地に足の着いた独自戦略をとることも、経営を安定させる1つの戦略となり得るのです。