
堅調な集客と売上があるにもかかわらず、赤字体質から抜け出せないでいる店舗を多く
お見受けします。
その要因として、価格戦略の問題が考えられます。
経営者が「お客さまに喜んでいただきたい」と考えることは素晴らしいのですが
利益度外視で、高いコストパフォーマンスを実現している場合は要注意です。
経営を継続させるためには、必ず利益を残すことが大前提です。
そのためにも売上管理だけでなく、コスト管理も同様に注力すべきです。
尚、売上を上げるために必要な費用の合計が「コスト」ですが、店の家賃や光熱費や水道代、原材料費などの積算の中に、経営者自身の人件費が計上されていない店舗もよくお見受けします。
経営者が働いた費用を回収できていない収支では、経営が体力消耗戦の一途となります。
経営者自身の費用も計上した上でコスト全般を見直し、それで利益が生み出せない場合は、値上げを含めた価格戦略の立て直しが
必要であることを認識してください。