
2021年がスタートしました。
新しい年を一層充実した1年にするべく、私が経営者へ年初にお話しをすることがあります。
それは、事業コンセプトの再定義。
まず、事業コンセプトの根幹となる3つのポイントを明確にします。
●Who:誰を顧客(お客さま)としたいのか
●What:その顧客に、どのような価値を提供するのか
●How:その価値を、いかにして提供するのか
大企業でも、全てのお客さまの要望・ニーズに応えることは不可能です。
ましてや、事業規模が限定的となる中小事業者が商売をしたいお客さま層を「絞る」ことは必然なのです。
主要客層を決めたら、次はどのような価値を提供するのかを決めます。
提供する価値とは物理的な商品・サービスのことではなく、商品・サービスを提供したことでお客さまが受け取る「効用」です。
効用を満たすためには、自店・自社のお客さまが「何を期待しているのか」を改めて整理してみましょう。
その期待を満たすことができれば、お客さまは効用(価値)を得ることが出来ます。
そして最後に、お客さまにその価値を「いかにして」提供するのか。
品揃えや店頭陳列、営業展開など、提供方法は多岐に及びます。
従いまして、まず最適と思われる方法を選択。その上で提供方法に修正を加えて磨き上げてゆくことが重要でしょう。
ぜひ、年初は事業コンセプトを明確にすることから1年のスタートを切ってください。
皆さまにとって、2021年が素晴らしい年となりますよう祈念いたします。